ブラン編 （続） №１６

主人のジョギングコースもだんだんと
バラエティーにとんできて・・・
平坦なコースから近くの山を登るコースと

市民マラソンの大会に残酷マラソンとかで
山登りがメインの大会まであって
まぁ私には考えられない趣味というか
どう考えても何が面白くて走っているのか

人それぞれですけど・・・

別世界にしか見えなったわ。
よ～やるねって宇宙人の集まり？
ですね！

付き合わされるブランにとっても
かなわんなぁだったかも！

というのも帰って来るたび
「途中からはまともに走らん、
引っ張ってくれるならともかく自分だけでも
しんどい上に引っ張って走ったら数倍シンドイ」
と愚痴だらけ。

置いていけば～の話しなんですが

それはそれで一人じゃ寂しいとか、
ひと気のない山道気持ちが悪いとか、
あれこれ愚痴を言いながらもご一緒に・・・でした。

ある日のことです。

主人が一人で帰ってきたんです！
確かにご一緒に出かけたハズが、
その顔がまた恐い。

雨がシトシト降り出していて・・・

「ブランは？」

「放ってきた！」

「え～っ！」

？　？　？


　　　　　　　づづきはまた


　　　　　　　

ブラン編 （続） №１５

バリバリに元気な青年期！

毎日コースを変えたり、距離を変えたりの
バラエティにとんだ主人とのジョギングに元気に着いていくのは
よかったんだけど・・・

楽しかったのか、体力だけが余ってたのか、

夕方・・・６時前、時計を見てるかのように・・・
散歩～　走るよ～　可愛くならいいんですけど

まだ～　まだ～　の連呼。

近所迷惑この上なしの吠えまくり！
その時以外は静かだったんですが、

イヤイヤ・・・郵便やさんだけには

なぜか嫌いだったよね。
どうもヘルメットが恐かったみたいですけど・・・

きっと郵便さんの方が恐がってたよ
目つきの悪い犬！なんて

とにかく静かにしてても、目と目が合えば存在感は大！だもの。

愛嬌はあったのね、お向かいの犬好きのオバチャンには
可愛がってもらって、よく残り物のご飯もらってた。

おかげで一日何食？
お母さんはちゃんと知ってましたよ！その分、
我が家でのご飯の量を減らさないとブクブクになりそうでした。

その頃フロンもまだまだ元気で・・・といっても１３歳のオバァちゃん。
しかし女は女なんですね。

ブランもお年頃になって発情の時期到来！！

女同士はケンカが恐いと思って、男の子にしたのが・・・
バァちゃん相手に考えもしなかった。甘かった～！

外の庭に５メートルは離して小屋を別々においてたんですが、
ウォ～ウォ～とフロンにモーションかけて、三日三晩叫び続けて、

昼間はまだしも夜はご近所に迷惑だし、
家の中にいれてはみたものの同じ。

もう止まらないサイレンのようで、

スリッパ片手に
「うるさい！」「寝なさい！」

おかげで寝不足になりました。

ブランの目はランラン血走り・・・
私の目は寝不足で充血・・・

もしかして年に２度もこんなこと～
対策練らねばと思案したこともあった。


　　　　　　　　　　　　　　　まだ続きます

ブラン編 （続） №１４

まぁお家の中にいる間は・・・

ハチャメチャの破壊王！！

スリッパなんて当たり前、玄関に脱いだ靴を置いとくモンならすかさず・・・
主人のズボンは噛むわ、子供部屋に入ってダンス用のレオタードまで噛むわ、

これには参った！！

発表会の直前で急いで新しいのを購入するハメに。

ちょっとのスキが・・・

うかっとしてたら・・・

後悔先に立たず！！でした。

やっとお外に出ていただけるようになって、気の休まる日々がきた
ハズだったんですが、

どう抜くのか、首輪にしても・・胴輪にしても・・
マリックか～と思うほどのスゴ技で脱出！

近所をほろほろ、家の中にいたのがアダになってお向かいのお宅に上がり込みむ始末。

なにか外が騒がしいとおもえば犯人はブラン。

呼んでも帰ってこない、近くまできては逃げる
何度、腹をたてながらおやつ片手に鬼ごっこをしたか、

昔はのどかでそう苦情もなく、見守っていただけてたから良かったけど。

しかし、体力だけはあったよね。馬鹿力も・・・

その頃主人が市民マラソンに参加するのを楽しみにしていたから
毎日のジョギングには付き合ってくれてましたね。

５キロ・１０キロ・２０キロと元気に走ってました。

が・・・溝にはまる、電柱にぶつかる、

馬鹿の能力だけはそんな時も発揮していたらしい。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まだ続きます

ブラン編 （続） №１３

さてさて、ブランですが・・・

ペットショップで購入の際、免疫がつくまでの６ヶ月になるまで
「お家の中で飼ってくださいね！」と言われ、

お金をだしてワンコを飼うのも始めて・・・

そりゃ大事にしないと、なんておぼっちゃま扱い！

その時代ワンコをケージに入れることなんて頭にない。
というより・・・犬を知らない・・・勉強不足・・・

「可哀そうや」

今ではいろんな経験積んでケージが自分のテリトリーになって
一番安心して、落ち着く場所だってことが解かるんだけど

間違った情けが・・・トンデモナイことに！

まぁ見てない所ではしたい放題、好き放題。
パワー全開・・・止まらない汽車！

その上、

口に当たるものすべてお腹の中へ消えていく・・・

目が離せない、といっても
一日中監視もしてられん、ちょっとのスキを狙っては・・・

あらゆる物を届かない上の方に上げ、
それでも油断もあって、

朝起きると部屋中にゴミが・・・

ゴミ箱あさっては撒き散らし、色んなもの食べてる！

ウンチをみれば・・・ため息の連続。
お腹も壊すわ～の困った仔だった

あっという間に体も大きくなっていく
可愛いなんて時期は少しの間だったわ。

まぁ６ヶ月になるまでの長かったこと！

ウンザリ・・・疲労コンパイ・・・もうイヤダ～


　　　　　　　　　　まだまだ続くよブラン編

ブラン編 （続） №１２

念願の外国犬？我が家の一員に。

さぁ、まずは名前は何に・・・

出資者３名、父・娘・息子のケンカのはじまり、はじまり！

口出しするもバカらしいヤリトリ延々と・・・
高みの見物を決め込んだ私でしたが

父はフロン・カメロン・コロンとロンシリーズ希望。

娘は好き放題、言いたい放題、意味もなく聞く耳もたぬの自分中心。

息子は数日前に見た映画、題は覚えてないけどその映画に出てきた
オオカミ犬のブランがひどくお気に入りで、「ブランにして！」と。

何ともまとまりつきません！
まぁ、ののしりあい・けなしあい・どなたも譲る気なし。

かわいい小さいワンコの抱っこを取り合いしながら、

ア・キ・レ・タわ。

しかし・・・

最後は泣きの涙を決め込んだ長男に２人が負けた～。
命名「ブラン」ってことに。

めでたし、アホラシの幕切れでした！

そのブランちゃん目は青く、
かわいくて綺麗でシルバーグレー色が何とも上品で

我が家の自慢犬のハズのつもり・・・が・・・

トンデモナイ思い込みだったとは、

ハスキー犬物語
知る人ぞ知る話になっていく。


　　　　　　　　　　　　　ブラン編まだまだ続く