あのタバコ屋さん

ちょっと抱いてよ～！
膝の上に乗っては、あ～いい気持ち。
後ろでナーラが、
私ゃ寝る！で夢の中。

パンフレット請求の一本の電話。

名前を聞いて、
住所を聞いて、
え～っ

結婚するまで暮らした住所に近い。
嫁いだ後、しばらくして両親も引越したから、
まったく、縁が無くなってしまった場所。

よ～く話てみると、
すぐ近くのタバコ屋さんの娘さん。
娘さんといってもお互い、いい歳になって・・・

タバコ屋兼駄菓子やさんだったから、
小さい頃は、毎日のように通い、
おばちゃんには可愛がってもらった！

絵本の話は中断しちゃって、
思い出話に花が咲いちゃって・・
懐かしい、ひとときでした。

学校から帰ると、１０円玉ひとつにぎって、
宿題しないまま駄菓子屋さんにまっしぐら！！

大中小のあめ玉に、長いヒモがついていて、束ねてあった。
イチゴ味・レモン味・メロン味だったかな？

どれを引っ張るか、
あの頃は運命の別れ道なんて・・・

そうそう
時々ズルしたな！

おばちゃんが、あっち向いてるスキに
一番大きなあめを、下から引っ張って・・・
その下がったヒモをすかさず上から引っ張って
「おばちゃん、当たった～！」なんてね

最近は、駄菓子屋さんなんて見なくなったなぁ。
子供の頃は、「うちが駄菓子屋さんだったらよかったのに」
って一度は夢みたはず。
そのくらい子供にとっては宝島みたいな場所だったのに



色んな出会いがあって、
色んな刺激があって、
時には今回のように
懐かしい思い出を語り合える偶然があって、

毎日あわただしいけど、Myえほんをやって本当によかった！