ブラン編 №１１

コロンが天国へと遊びにいってしまい
またフロンは寂しくなった。

相変わらず玄関で行きかう人のアイドルは続いているけど、
やっぱり暗くなったよね。

その後２年ほどは変わらない生活が続き・・・
事務所と自宅を一緒にしょうと家を建てることに。

フロンと共にお引越し、
新居の庭に小屋を置き・・・フロンも新居でイイ感じ！

しばらくして、

夜のテレビ番組、タイトルは覚えてないけど、
毎週、藤本義一さんがゲストを迎えてのトーク番組なんですが、

番組の看板犬のワンちゃんに目が釘付け・・・

目が青い！！何？何？　衝撃でした！

外国人？　いやいや外国犬？　なんて子供達までも気になる、気になる。

ゲストの横をノーリードでウロウロしたり、寝そべったり・・・
綺麗で、賢そうで、おとなしくて、主人と子供達は魅せられてしまった。

調べてみると・・・シベリアンハスキー！

毎週、ワンコ見たさに番組を見ては思いが膨らんでいって、

ある日のこと、ペットショップで見つけた時には、動いた！
心、動いちゃった～！

とりあえず、その日は帰り、家族会議の始まり始まり。
２０数年前ですが・・・１０万円！安くない。

私としては心動くも進めたくない話で、　

なんですが・・・

結局、主人が８万・子供達が貯めてたお年玉から１万づつ、
それと定番なんですが、ちゃんと３人でワンコの世話をする・・・と

守れない約束としりながら、約束をして、

いざ、ペットショップへ・・・

念願の外国犬！家族になりました。

が、

これからが、とんでもない見かけ倒しのハスキー物語！

幕開け～。


　　　　　　　　　ブラン編まだまだ続く

コロン編 (続） №１０

おしゃべり犬の誕生！

「おはよう」「ごはん」今度は・・・
なんて思っている矢先のことでした。

ある日の晩、駐車場が自宅から少し離れていて、

歩いて５分くらいなんですが・・・

主人が何か用で車を取りに行く時に
一緒にコロンが着いて行ったらしい。

時間も遅く、そう車の行き来もなくノーリードで
足元を着いて行ってたらしいのですが・・・

信号待ちしていた時にちょっと目を離したスキに、
コロンが歩きだしたみたいで、

運悪く車が・・・

すこし当たったみたいと抱かれて心配そうに帰ってきた！！

もうビックリ・・・

「赤信号で渡りかけた～」
「そんな～」しか言えんかった！！

外傷はなくて、骨が折れていそうもなかったんだけど・・・

その当時、夜間診療する獣医さんなんてなかったし、
元気はなかったんだけど少しは歩くし、様子見るしかなくて・・・

でも・・・朝、急変してしまいました。

たぶん内臓が傷ついていたんでしょうね。
静かに、そう苦しむことなく天国に行ってしまいました。

「ごねんね、何もしてやれなくて・・・」

このショックもなかなか立ち直れなかった！

その一つに不思議なんだけど、
玄関の前の土間に犬が横たわっているようなシミが現れ、

雨が降ってビチャビチャになっても、乾いた後にはシミは残るんです。

コロンの思いが残ってるのかなぁ！
まだまだ一緒にいたかったのかなぁ！

手を合わせるしかなくて・・・

相当長く消えなかったんですが、
薄くなりかけた頃に思ったんです。

やっと天国で遊べるようになったのかなぁ、と！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次回よりブラン登場

コロン編 (続） №９

無事救出されたコロンちゃん
ケガもなくてヨカッタ、ヨカッタ！

そのコロンちゃんなんですが・・・

なんか今にもしゃべりそうな顔で私を見るんです。

この子なんか違う、どこか違うと感じた！

そこで挑戦試みました。

まずは・・・

ごはんの度に、「ごはん」は　「ごはん」は　「ごはん」はと

教えるように何日も何日も、
どれくらいの日にちが経ったかは覚えてないけど、

「ごはん」はと言うと「ぐわぁん」って言うようになった！

嘘みたいですが、ホントです。
はっきりと「ごはん」ではなかったけど・・・

でも、まだ私も半信半疑？

次は「おはよう」を挑戦することに、

朝一番に顔を合わす度、
「おはよう」は　「おはよう」は　「おはよう」は

気の長～い話だったけど・・・

「ごはん」の時よりだいぶ時間かかったと思う。

「うぉわぁうぉう」って言うようになったんです！

これにはさすがビックリしました。
はっきり言葉にはなってないけど、雰囲気だけはちゃんと言ってる。

それからは、昼も夜も「うぉわぁうぉう」のご挨拶で練習。

まぁいくら繰り返しても「おはよう」は無理でしょう。

犬は犬なんですから・・・

隣にいる賢いはずのフロン、このやりとりに
頭かしげるだけで、聞く耳もたず。

肝心な時でも吠えないし～、無理な話。

さぁ今度は何を教えよう・・・
絶対、有名犬になれるよ～おしゃべり犬！！

夢じゃないかも。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　まだつづく

コロン編 №８

カメロンがいなくなって落ち込む日々。
フロンは相変わらず玄関で、家族の出入りを見守っている。

それからしばらくして、

スッタモンダの上、主人が脱サラ！独立決定！

事務所も決まり、見に行った時のこと。
駐車場に止めてた我が家の車に下に・・・

なんとも可愛いいコロッコロッの仔犬。

私も一日、事務所生活になってしまうし、
お留守番のフロンの相手にちょうどいいかも。と

お持ち帰り！！

捨て犬？　迷い犬？　そんなのカンケイね～だった。

名前は迷わずコロン！
動くオモチャのようだった。

フロンともすぐに仲良くなり、玄関で親子のように遊んでた。
しっかり母親してると思っていたのに、

ある日のこと

夜、２匹を裏庭に出してあそばせてた。
少し寒かったので、ガラス戸は閉めていた。

どのくらい時間がたってただろう・・・

フロンはいるのにコロンが見当たらない！　なぜ？

どこにでも行けるような庭ではなし、
床下に入ったの？　穴でも開いててお隣に侵入したの？

探してもいない、呼んでも反応なし・・・

フロンに聞いても知らん顔。
まさかと思い、裏の川を覗いてみたら～

え～っ！落ちてる！

３ｍ程のコンクリートの壁の下、なんで！
川の水が少なかったのと、真下に草が茂っていたのが幸いして・・・

大事にいたらず、壁に前足かけて立ってた！
もうビックリ！！泣けばいいのに・・・

どうやって落ちたかは謎・謎・謎

主人が川に入って助け出し、一件落着だったんですが、
フロンの薄情さには参った！

動揺する姿もなし、知らんふりはないんじゃない。
賢いと思っていたのに・・・

とんだ、一コマだった！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　まだつづく

カメロン編 （続） №７

初めての体験で、奇跡のような・・・

冬眠から覚めて出てきたカメロン。

亀は万年というけど、改めて実感？
私勝手に納得したというか・・・

たかが亀でも呼べば寄ってくる、忘れてないんだ～
カワイイもんだ。

そうやって、忙しい日々の中でも癒されるひととき、
そんな存在やったのに～

大・大・大事件！！

ある日の夜、
朝から家族で出かけてたんです。

帰って水槽のぞいた子供が叫んだぁ～

「カメロンいない～！」

１５㎝の水槽で５㎝のカメロン、出るなんて考えられん。

さぁ、みんなでカメロン探し！

呼んでも出てこない、なにしろ５㎝。
ソファの下、タンスの隅、部屋中探してもいない！

何があったんだろう？？？　不思議！！

次に行ったのが台所・・・奥、奥、一番隅に黒い物が？

「ウソ～ッ」　カ・メ・ロ・ン

ひっくり返ってお腹が無い！甲羅だけ残って・・・
食べられてる！！　頭の中真っ白！

犯人はドブネズミや。

家の裏は川、土手をはさんで姫路城のお堀、
体調２０㎝ほどもあるドブネズミ、ときどき出没してた！

まさか～家の中に入ってきたんや。

ショックでショックで涙止まらんかった！

こんなことで、カメロンの生涯が終わってしまった。
しばらく私、立ち直れなかった・・・

くやしくて！くやしくて！


　　　　　　　　　　　　　次回よりコロン編